目を輝かせ,夢をつかめ,富里

Hold on to your dream with hopefuleyes , Tomisato!

ごあいさつ

 私は今年度4月1日付で富里高校に新任校長として着任しました。4月7日の始業式で、本校の生徒たちに触れたときに、素晴らしい学校に来られた幸運に心が躍りました。授業や部活動、その他さまざまな場面で生徒たちと顔を合わせるたびに、実に気持ちの良い挨拶が発され、爽やかな笑顔が目に飛び込んできます。一人ひとりの心身に育まれた、明るく健康的な人間性が伝わってくるとともに、生徒たちと教職員の信頼関係があるからこその振る舞いであると実感しました。また、もうすぐ30周年を迎える学校としては、校舎の内がとてもきれいで、開設当時からの教職員及び生徒の学校に対する愛着が伺えます。

 本校は富里市内唯一の高等学校です。ここ富里は東京都心から60km圏内、北総台地のほぼ中央に位置しており成田国際空港から4kmの所にあります。スイカの産地として有名で、毎年6月にスイカロードレース大会が開催され、給水所の代わりに給スイカ所でカットスイカがランナーに配布されるといった全国でも人気のある大会が行われています。もちろん、駅伝で名高い本校の生徒も参加しています。

 本校の校訓は学校創立の礎として「仁」を置き、富里の地に流れる先人の血を受け継ぐという意味での「開拓・協和」です。周りの人々と調和・協力し、それぞれが役割を果たし、困難な社会を切り拓くといった意味だと伺っております。また、本校には、「青春の翼」(山口洋子氏作詞、平尾昌晃氏作曲)という校歌があり、その歌詞の中に「夢の翼広げ、この街を生きる」とあります。この詞のように、生徒一人ひとりが夢を持ち、その夢をつかむべく努力することで、地域に信頼され、地域と共に発展すると考えます。そこで、『地域になくてはならない名門校』づくりをめざします。そのためには、「開かれた学校づくり」として、地域の方々のご意見などを伺いながら、学校のより良い環境づくりにも精一杯取り組んでまいります。地域の老人福祉施設等に訪問するなど積極的にボランティア活動を推進していきます。ジャズオーケストラ部が地域行事に参加をし「ジャズの街・富里」として地域の活性化に貢献していきます。本校を卒業した生徒が地元に戻り、ここ富里になくてはならない人材として活躍するように育成します。
学習環境の整備としては、生徒たちが学習活動に専念できるよう、また、安全・安心な学校生活が送るよう、努めてまいります。冷房については、PTAの御協力をいただきすでに設置されています。節電に努める等、社会情勢に配慮しつつよりよい学習環境を整えたいと考えます。防災備蓄については、PTAから水、食糧、軍手、マスク、レスキューシートを全校生徒分用意され備蓄をしております。

 今後、学校ホームページや『青春の翼』(PTA広報誌)等を活用して、情報の発信に努め、『地域になくてはならない名門校』として発展していくよう、教職員一同全力を挙げて取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。

千葉県立富里高等学校 校長  斉田秀一