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栄光の歴史

明治期　…　庭球部誕生

　開校当時、今日の運動部といわれているものは、すべて校友会の武芸部の中に統轄され、それぞれ剣道支部、庭球支部というように呼ばれていた。
　さて、これらの支部の創設の時期を下に掲げておこう。

剣道支部　明治３５年９月
水泳支部　明治３５年
野球支部　明治３４年５月
柔道支部　明治３６年１１月
庭球支部　明治３４年９月
蹴球支部　明治３４年９月

　意外にも、剣・柔・水よりも、庭・野・蹴の各支部の方が早く創設されている。しかし、明治、大正、昭和を通じて前三者は大いに振い開校の年に創設された後三者は、花々しい活動はしていない。前三者は安房の風土と教育方針に適していたからであろうか。
　さて、庭球部は、開校の年の明治３４年９月、生徒控所の北側に仮コートを設けたが、さらに同３６年、第二コートを運動場の西側に造り、なおさらに、翌３７年このコートを東側に移し、同時にその側面に第三コートを新設した。４２年運動場拡張にともない、従来の三面のコートはすべて北側に移し、一面は職員用に、一面は全校甲組用、また他の一面は全校乙組用とした。部長は歴代名手が多かったので、生徒の技術も割合上達したが、他校と試合をする機会はほとんどなかったので、特に技術の優秀な者を出すことができなかった。明治期や大正初期は今日のような選手制度ではなく、多くの職員生徒がテニスに親しみ校内試合はしばしば行なわれていた。

大正期　…　庭球部県大会初出場

大正７年９月、第三代校長となられた寺内先生は、テニスがお好きで、技術もまた抜群であった。後に柔道の師範となられた高木一先生とペアを組んで、県下教職員大会で優勝されたほどであった。
　鉄道の開通とテニス好きの校長を戴いたためか、大正８年１０月１１日、４名の選手は、若杉部長に引率され、千葉医専主催の庭球大会に初めて出場したのである。これはひとり庭球部にとってのみならず、我が校運動部にとって画期的なことであったのである。

昭和１３年の試合の様子とテニス部員

昭和期　

昭和２９年夏　…　庭球部全国準優勝
　本校軟式庭球部は千葉県大会に個人戦団体戦とも優勝し宇治山田市で行われた全国高等学校庭球選手権大会、北海道で行われた国民体育大会に出場した。特に全国大会では学校対抗戦（都府県代表一校）に於て決勝戦に進み愛知県代表の豊橋東高校に２対１で惜敗したが準優勝杯を獲得した。監督は藤崎芳郎先生、選手としては佐粧良二・伊藤秀男組（三年）、藤崎徹・山田義昭組（二年）、植島克己・高木英市組（二年）が出場した。
　当時主将として活躍した佐粧良二氏（高7回卒）はその時の模様を次のように語っている。
　「いけるぞ、しっかりやれ、と監督の声。準決勝までは無欲の勝利であったが、決勝戦、さすがに相手校を意識する　－　個人戦のシードチーム、過去上位入賞校等々　－　緊張があった。そして実力の半分も出せずに戦い敗れた決勝戦。ともあれ昭和２９年は軟式庭球部も安房の名を全国にひびかせた年であった。」

昭和３７年　…　インターハイ出場
　８月５、６日に三重県伊勢市で開かれた全国高等学校庭球大会に２ペアが出場、岡本・強瀬組、野間・塩倉組。３回戦まで進出した。

昭和５４年　…　インターハイ出場
　県総体　　　　　　　　　男子団体ベスト８、個人ダブルス山本・関上組優勝
　インターハイ県予選　　　男子団体優勝　（インターハイ出場１８年ぶり９回目）

昭和５７年～平成２年

年度	男子	女子
S57	団体　総体ベスト4、インターハイ予選ベスト4、新人大会準優勝個人　渡辺和弘・羽山則武組　総体ベスト4、関東大会ベスト16、インターハイ出場べスト32，　　鈴木誠・羽山則武組　新人大会ベスト8，　　山本茂・鈴木真組新人大会準優勝
S58	団体　県総体、新人戦県大会出場個人　鈴木誠・羽山則武組県　総体ベスト16、関東大会準優勝、山本茂・鈴木真組（2年）県総体ベスト24、関東大会ベスト32、県インターハイ予選ベスト16、県新人大会準優勝	団体　県総体出場
S59	団体　県総体、新人戦県大会出場個人　山本茂、鈴木真（3年）県総体ベスト16、県インターハイ予選ベスト8、関東大会出場（2回戦）、インターハイ出場（2回戦）	団体　県総体、新人戦県大会出場
S60	団体戦　県総体、新人戦県大会出場個人戦　山口裕之、羽山武文組（3年）県総体ベスト8、関東大会出場（2回戦）、県インターハイ予選ベスト8、インターハイ出場（2回戦）	団体戦　　県総体、新人戦県大会出場羽山武文　国民体育大会出場ベスト8
S61	団体　県総体、新人戦県大会出場	団体　県総体、新人戦県大会出場個人　石渡富子・羽山久美子組（3年）県総体ベスト32
S62	団体　県総体、新人大会出場個人　長谷川正明・鈴木俊之組　インターハイ出場（2回戦）、県総体ベスト32、県インターハイ予選ベスト8	団体　県総体　新人大会出場
S63	団体　県総体、新人大会出場	団体　県総体　新人大会出場
H1	団体　関東大会県予選、県総体出場部員（1年）が退部したため、3年引退後杉田光夫（2年）1人になる
H2	団体　県総体出場、杉田光夫（3年）と新入生と組み出場、現在部員1名のみ	団体　県総体　新人大会出場個人　県ベスト32以上、県外大会出場
H3	団体　新人戦出場	個人　関東大会県予選
H4	団体　関東大会県予選出場個人　関東大会予選出場、県新人戦	団体　関東大会県予選出場、新人戦個人　関東大会県予選出場、県総体
H5	団体　関東大会県予選県総体、新人戦個人　関東大会県予選、新人大会	団体　関東大会県予選、新人戦個人　関東大会県予選、新人大会
H6	団体　関東大会県ベスト16、県総体新人大会出場個人　関東大会県予選、新人大会出場	団体　関東大会県予選、県総体出場個人　関東大会県予選、県総体、新人大会出場
H7	団体　関東大会県ベスト16、県総体、新人大会出場個人　関東大会県予選、県総体、新人大会出場	団体　関東大会県予選、県総体、新人大会出場個人　関東大会県予選、県総体、新人大会出場
H8	団体　関東大会県予選、県総体、新人大会出場個人　関東大会県予選、県総体、新人大会出場	団体　関東大会県予選、県総体出場個人　関東大会県予選、県総体、新人大会出場
H9	団体　関東大会県予選、県総体、新人大会出場個人　関東大会県予選、県総体、新人大会出場	団体　県総体、新人大会出場個人　新人大会出場
H10	団体　関東大会県予選、県総体、新人大会出場個人　関東大会県予選、県総体、新人大会出場	団体　県総体出場個人　関東大会県予選、県総体出場
H11	団体　県総体出場、新人大会ベスト16 個人　関東大会県予選、県総体、新人大会出場	団体　県総体出場個人　新人大会出場
H12	団体　関東大会県予選、県総体、新人大会出場個人　関東大会県予選ベスト16（川名潤・代田健二組）、関東大会（2回戦）、県総体出場、新人大会ベスト16（川名潤・堀江将平組）	団体　関東大会県予選、県総体出場、新人大会ベスト16 個人　関東大会県予選、新人大会出場
H13		団体　秋新人戦　３位

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