韓国修学旅行2007

2007年10月28日(日)〜10月31日(水)

 今年も2007年10月28(日)〜10月31日(水)までの4日間、2年生237人で韓国へ修学旅行に行って来ました。
 1日目は地元の成田空港から仁川空港まで2時間。はじめての海外旅行の生徒も多く、緊張と期待で生徒達は朝早くから盛り上がっていました。その日はそのままバスで対岸に北朝鮮を望む「
統一展望台」へ。2学年の生徒全員で南北の統一を願って折った「約3000羽の折り鶴で作った統一旗」を統一展望台へ寄贈し、世界平和と統一への願いを新たにしました。(「統一旗」は2年前に贈呈したものと共に展示していただけるとのです。)
 【生徒感想 出発と飛行機】
●「あー、飛んでるよ。」「恐い。」「楽しみー。」飛行機の中では、みんなの声でにぎわっていた。そわそわしながら落ち着かない様子。音楽を聞いたり気を紛らわしていた私。そのうちうとうとしてきて……。目を開けば、そこは『韓国』だった。
●16年間、「日本列島」から一歩も足を踏み出したことのない私が離陸した。前夜から止まらないドキドキ、ワクワク。初めてのフライトで心臓の鼓動は最高潮に達した。ずっと憧れだった「雲の上の世界」は太陽しかない青い空に一面の白い海のように雲が広がっていた。
 【生徒感想 統一展望台】
●韓国に到着してすぐ、バスで「統一展望台」に向かった。ここで初めてテレビの画面ではなく「生の北朝鮮」を見た。そこには多くの韓国の人がいて、「北朝鮮」の方を見ていた。その目はどこか悲しげで心痛む光景だった。私は「南北の統一」を心から願った。
旅行日程
1日目  成田国際空港(大韓航空706便・機内食)→ 仁川空港 → 統一展望台
夕食(骨付きカルビ)→ ホテル(ソウル教育文化会館)

2日目  ホテル → 韓国民族村 → 昼食(石焼きビビンバ)→ 果川外国語高校
(交流会)→ 夕食(プルコギ)→ ホテル

3日目  ホテル → 1日班別自由行動・自由昼食(9:00〜15:00)→ NANTA鑑賞
        → 夕食(うどんすき)→ ホテル

4日目  ホテル →(弁当) 仁川空港(大韓航空703便・機内食)→ 成田国際空港

 2日目は午前中「韓国民族村」へ。広大な敷地の中に韓国の伝統的な生活が再現されており、韓国の歴史・文化・生活に触れることができました。午後は本校海外修学旅行の目玉でもある「果川外国語高校との交流会」へ。生徒は予想外の大歓迎を受けびっくり。全体交流会・個別交流会とたっぷり約4時間。会場には日本語・韓国語・英語が飛び交い、韓国の生徒たちの熱い心にふれ充実した国際交流の時間を持つことができました。全体交流会では、全員で「世界にひとつだけの花」を自分たちで韓国語に翻訳して歌いました。歌詞はこちらからどうぞ。

 【生徒感想 韓国民俗村】
●民俗村」には是非もう一度行ってみたい。村の中で働いていた民族衣装を纏った「村民」たちは、半数が本当にそこで生活しているというから驚きだ。事前学習で映画を見たこともあり、興味深い韓国の「歴史と生活」に触れることのできた貴重な機会だった。
 【生徒感想 果川高校交流】
●学校に入ったとたんものすごい歓迎を受けとても驚いた。まず「全体交流会」お互いの出し物を通して盛り上がり、初対面だったにも関わらず一瞬にして心が通じたかのような気がした。その後の「個別交流」では一対一で会話。うまく話せないけれどお互いに一生懸命伝えようとする姿があった。交流を通して言葉が通じなくても「伝えたい思いや相手を思う優しさ」があれば自然と伝わるものだと思った。大切なのは「想い」だと思う。
●学校を訪れるまでは多少なりと不安はあったが、バスを降りると熱烈な歓迎が私達に向けられている。その瞬間に私の不安は一気に消えた。教室へ招かれ色々話すことができた。果川の生徒たちは日本語を上手に話すし、日本の文化もよく知っていたので話が尽きることはなかった。本当に貴重な体験をした。
4日目は航空機の関係で残念ながら日本へ帰るだけの日程。睡眠不足の生徒たちは早朝に起こされて朝食はバスの弁当で仁川空港へ。気が付けばあっという間に成田空港でした。
 【生徒感想 海外修学旅行全般】
●今まで狭い範囲で得ていた情報から想像していたものを「自分の目で見に行く」ということは大切なことだと思った。それは自分の「視点」と「見方」を変え、考えが広がることに繋がる。私達は「見た」だけでなく、韓国の同世代の学生と実際に「交流」することを通して多くのことを学び、一生忘れない思い出ができた。
●私がこの修学旅行を通して知った最大の要素は人の心の強さ、暖かさである。多く韓国の人とふれあうことができ、何よりも彼らの暖かい歓迎に私は驚いた。人と触れあうことの喜びを改めて感じた。彼らの心の暖かさを私は忘れない。
 3日目は1日班別自由行動。各班ごとに現地ガイドが付き、それそれの班が企画した計画書に従い、「東大門」「明洞」「国立中央博物館」「南大門」などのそれぞれ目的地へと出発。昼食も各班ごとに自由食。韓国ならではの食事も味い、様々な出会いや発見・驚き、そして、ガイドさんとの心の交流。6時間はやはりあっという間。自由行動の集合地は「NANTA劇場」世界的に有名な音楽パフォーマンスに圧倒され感動の舞台でした。
 【生徒感想 班別自由行動】
●班別行動で一番後ろを歩いていた私は、いつの間にか韓国人の学生に囲まれて、握手や質問をされたりして班の人とはぐれかける、ということがあった。韓国の学生たちの積極性と日本への関心の高さに驚いた。
●待ちに待った「班別行動」班別のガイドさんと合流し、まず明洞の写真館で韓国の伝統的な民族衣装チマチョゴリを着て写真を撮った。さすがプロで私達を自然に笑わせてくれて、みんなが心から笑った素晴らしい写真ができた。一番の大切なお土産になった。
 【生徒感想 ナンタ】
●ナンタは本当に感動した。台詞はほとんど無いのに、表情や動作、音楽だけで観客に伝えることができることに驚きました。夢中で楽しむことができました。
●ナンタはまさに絶妙な打楽器アンサンブルだった。そこにあるすべてが打楽器になっていった。クッキングショーではいろいろなところに驚くべき打楽器パフォーマンスあった。ぜひもう一度見に行きたい。