池坊部(華道)

文化祭での作品展示

   池坊部は、月に二回ほど第二会議室で活動を行っています。「池坊」というのは、いけばな の流派のことで、立花および生花の現存最古の伝統を有する流派です。指導して下さるのは 矢崎先生です。月二回という比較的少ない回数ですが、先生はわかりやすく、そして熱心に 見て下さるので、一回一回がとても充実しています。今まで自由花や生花を教えて頂きまし た。自由花には、花形、形式など定められた約束がありません。現代的な感覚により、自由 な発想で創られる創作的かつ個性的な作品です。また、生花は真・副・体という役枝によっ て構成され、この三つの役枝が一株となって水際から伸び、真を中心として相互に呼応しな がら伸び立つ形をとります。難しく感じるかもしれませんが、先生がおっしゃった通りの長 さに切り、生けていくと、とても美しく生けられます。その感覚が自分でもわかってくるよ うになると、少しずつ自信がついてくるようになりました。花を生けるということは日本の 伝統に触れ、心を豊かにする魅力ある世界だと思います。私達の身近にある花がよりいきい きとなる喜びをより多くの人に味わってもらいたいと思っています。現在、部員が少ないた め、一緒に活動してくれる方を募集しています。一月から新しい先生に変わりますが、ご指 導にしっかりついていき、勉強していきたいと思います。
 
 
 
 
 
 

生徒会誌「轍」2008.3発行より

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