いちごジャムは、我々に最も親しまれ生産量もりんごジャムに次いておおい。これには、果形をそにままのこしたジャム化した
プレザーブスタイル(PreserveStyle)と果汁をつぶしてつくるタイプと二つがあるが、我国では従来ブレザーブスタイルと高級品として扱っている。
原料         いちごジャム 

いちごとは、バラ科の多年草で黄・紅色の液果をつけるもの全てを指し、オランダイチゴ(栽培種)、キイチゴ、ヘビイチゴなどがあります。日本には1830年代にオランダから伝わりましたが、その後の1870年代にアメリカやイギリスなどから伝わった種類が元となって、改良を重ねて来ました。一般的に食用の「イチゴ」と呼ばれているものは、オランダイチゴのことで、春に五弁の白い花を付け、実は初夏に赤熟します。 このように、自然な状態でのイチゴの旬は夏の6ごろになります。苗を普通に植えて、普通に育てた場合は6月ごろ収穫を迎えますがクリスマスケーキなどに合わせて12〜1月に収穫できるように栽培したり、いちご狩りが1〜3月に行われることから、1月が旬だと思われがちです。いちごは、旬とは全く反対の時期に栽培されている果物なのです。いちごの種類は25種類以上あると言われ、日本にも野生種が2種類あります。日本が、世会でも有数のイチゴ生産地・消費地で、品種改良が盛んなため、年々新しい品種が産まれています。

使用器具                             
レードル ザル
   
ステンレスおけ  ナイフ  
                         
木ベラ 糖度計 トレー
製造工程 原料撰果   鮮な原料を使用することが第一、又取扱いをていねいにしつぶれに注意すること。
除帯(ヘタ取り) 一粒づつ指先またはヘタ取りピンセットで形をていねいにしつぶれに注意すること。
煮塾 果糖率は果肉の80〜100%とし、仕上がり糖度65〜70%が良い。先ず未熟果より先に入れて、静かにかきまわし(約5分)いちごに熱が通って果汁が出始めたら(10〜15分)所要砂糖量の3/1を加え絶えず静かにかきまわし(5分)残りの砂糖を更に2回に分けて添加する。煮塾は最初とろ火とし徐々に加熱を強める。全般的に高温度、短時間処理が望ましく、30分以内に仕上げるようにする事。
仕上がり 濃縮率は70〜80%糖度位で、仕上がり点に近づくと鍋の全面に泡立ちが見られるようなる。仕上がり点の決定は、A;糖度計で判断する(冷えると2〜3%)糖度が上がることに注意。B;冷却中に滴下し粒状にかたまる位がよい。
肉詰め 缶詰は普通6号缶内面ラッカー缶を使用し、熱い内に235g注入!
殺菌・冷却 殺菌は90℃・15〜20分行い急冷する。
     
   
コメント 砂糖を入れたら焦がさないように(;−;)イチゴはうまい!!!!

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