平成19年度 安房泳法会研修会
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8月18日 館山市温水プールにて
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●今回の研究テーマ 「大抜手」 水府流水術の中の「大抜手」は最も華やかな泳ぎであり、 一般に「大抜手」として泳がれているのは平体の「片抜手」を交互に行う「互抜手(たがいぬきて)」であり、「大抜手一つ節(おおぬきてひとつよ)」呼んでいる。 今回研究したのは、手を抜いたまま2度ずつ煽り足をする「大抜手二つ節(おおぬきてふたつよ)」や、3度ずつ煽り足をする「大抜手三つ節(おおぬきてみつよ)」であり、「大抜手三つ節」は江戸時代に水戸藩主の上覧に供した代表的な御前游である。 「大抜手一つ節」と水任流泳法の「棒抜手游」、「大抜手三つ節」と水任流泳法の「肱抜手游」に関連を見て取ることができ、特に3度の煽り足の泳ぎが、両派とも「御前游」となっているのは偶然ではないと思われる。 |
![]() ![]() 山岸先輩より指導を受ける |