英語科紹介

英語科ってどんなとこ?
英語科ではどんな勉強をするの?
どんな行事があるの?
卒業後の進路はどうですか?
ベリンハム高校との交流ってどんなことをするの?
ALTを紹介します
最後に

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英語科ってどんなとこ?

 英語科の成立ち

 安房高英語科は、効率的な進路実現と国際化に対応しうる全人教育を目指して、平成6年4月に開設されました。開設にあたっては、本校が位置する館山市の市政環境が大きな助けになっています。
 館山市は、房総半島の最南端にありながら、以前より、外に開かれた市政を展開してまいりました。40年に渡る米国ワシントン州ベリンハム市との姉妹都市関係を始め、オーストラリアのポートスティーブンス市とも友好関係を結ぶなど、独自の国際化政策を推進してきました。

 高等学校の改編が全国的に進められる中、本県でも「千葉県高等学校改編推進協議会」の答申等を受け、安房高に対し県教育委員会より英語科設置の打診があったのですが、上記のような良好な地域環境を考慮すれば、設置に向けて、すでに十分な条件がそろっていたのであり、地域の強い期待を担う本校に新設英語科が設置されたのは自然の成り行きであったと言えるでしょう。その意味で、本校英語科は,安房高の将来をリードする学科として、期待と可能性を秘めた将来性豊かな学科であり、新世紀に希望を持つ意欲ある若人に開かれた学び舎なのです。

 英語科指針

英語科の理念

本校の教育目標をふまえつつ,国際化時代にふさわしい広い視野に立った判断力と行動力を持ち,未来を切り拓く国際人の養成をめざす。

生徒一人一人の希望する進路に対応できる学力を養う。

英語を実際に使えるようにするための基礎を学び,それを積極的に活用する態度を養う。

日本と外国の文化や歴史を学び視野を広める。

英語科の特徴

@ 少人数制授業を実施し,きめ細かな指導をします。

英語科1年生において,国語,社会はクラスを二分割した授業。数学,英語では習熟度別にクラスを分割した授業を実施します。

A 普通科との合同授業を実施し,切磋琢磨する機会を提供します。

生徒の興味関心に応えながら,普通科と英語科で共通した科目において合同授業を実施し,適性に応じた指導を実現します。

B 平成18年度より大学入試センター試験で導入される聞き取りテストに対応が可能です。

英語科の特色を生かし,英語の授業でリスニングにも十分な時間を取ることができます。

C 幅広い進路に対応しています。

英語を多く勉強しますので,進路先とする学科を問わず,国公立大学を目指すためのセンター試験をはじめ大学入試に有利となります。

D 外国語指導助手を中心にした授業を多く実施します。

リスニングやスピーキングの力が通常の授業で驚くほど伸びていきます。

E 英語科独自の行事により,英語力を伸ばします。

オリエンテーション合宿,夏期宿泊英語研修,ベリンハム研修で1ランク上の英語力を保証します。

F 英語資格試験の受験を奨励し,合格を目指す人を指導支援します。

英検,TOEIC,TOEFLなど英語資格試験が受けやすい環境(面接相談から受験指導まで)を提供します。過去の実績として,英検2級はもとより,準1級に複数名合格しています。

G 補習等を実施し,みんなが「わかる」を目指します。

定期考査の成績に注目し,生徒一人一人全科目の学力向上に向け指導します。





英語科ではどんな勉強をするの?どんな行事があるの?

 英語科で勉強すること

総合英語 ‥ 読むこと、書くこと、聞くこと、話すことの基本を学ぶ。

英語理解 ‥ 聞く力、読む力を重点的に養う。

英語表現 ‥ インターネット等を活用し、話す力や書く力を重点的に養う。

異文化理解 ‥ 英語を通して、自国や他国の文化についての理解を深めその違いを学ぶ。

生活英語 ‥ 様々な生活場面を設定し、それに即した英語表現を学ぶ。

時事英語 ‥ 新聞雑誌等を活用し,時事英語を読む能力の向上を図る。

コンピュータ・LL演習 ‥ 英語学習ソフトやEメール等を活用し、総合的な実用能力の向上を図る。


 英語科独自の行事

英語科オリエンテーション合宿
 校内での合宿を通し、英語科の内容に対する理解を深めるとともに、生徒・教師間の相互理解を深めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

夏期合宿
 複数の外国人講師を招き、スピーチ、ディベート、ゲーム等を経験し、実践的な英語力を身につけ、姉妹校訪問の準備を行う。

姉妹校交換訪問(詳細はこちら)
 アメリカワシントン州のベリンハム高校と連携して、相互に家庭滞在をしながら授業に参加する交換訪問を実施しています。

校内スピーチコンテスト
 英文朗読、暗唱、自己の体験を英語で発表することによって表現力を伸ばします。

英語検定
 卒業時までに2級以上の合格を目指します。

準2級
2級
1年生
5人
0人
2年生
21人
1人
3年生
18人
11人
                平成16年7月現在




英語科過去3ヶ年の進路状況

               平成15年度版

国公立大学

 東京外国語大学,東京芸術大学,茨城大学,神奈川県立外語大学  (計 6人)
私立大学

 早稲田大学,青山学院大学,学習院大学,津田塾大学,東京女子大学,立教大学,明治大学,日本女子大学,獨協大学,成城大学,明治学院大学,日本大学,専修大学,神田外語大学,東海大学,神奈川大学,亜細亜大学,フェリス女学院大学,桜美林大学,実践女子大学,大東文化大学,共立女子大学,東京国際大学,杏林大学,関東学院大学,多摩美術大学,二松学舎大学,帝京大学,鶴見大学,淑徳大学,日本社会事業大学,日本体育大学,明海大学,明星大学,京都外国語大学,その他  (計 79人)
短期大学   (計 11人)
専門学校   (計 4人)
留学     (計 4人) 
就職     (計 0人)


ベリンハム高校との交流ってどんなことをするの?

 姉妹校交換訪問(アメリカにて)

 英語科では、第2学年の生徒を対象に毎年3月16日から31日まで、2週間に渡る海外研修を実施しています。全行程をふたつのセクションに分け、最初の2泊3日をサンフランシスコでのグループ活動とし、それ以降を家庭滞在を通しての授業研修としています。
 サンフランシスコ研修は、アメリカ社会に入る前に、生活面や言語面での不安を和らげ、ある程度の自信をつけるのに役立っています。ベリンハム研修では,受け入れ高校側の職員が懇切丁寧な対応をしてくれており、相互交流で本校を訪れた生徒を中心に、家庭滞在や授業でのエスコートを手配してくれます。
 この企画は、先にも述べましたように、館山市とベリンハム市との姉妹都市交流を基礎に成り立っています。そのため、ベリンハム市滞在中は、郡庁舎や市庁舎を訪れ、郡知事や市長とも面会をし、意見交換をする機会もあります。生徒たちは、両市をつなぐ民間外交使節団でもあるのです。ベリンハム市は、アメリカ合衆国の西海岸最北部に位置し、カナダとの国境にも車で10分ほどの所にあります。西にオリンピック山脈、東にマウント・ベーカーがそびえるこの風光明媚なアメリカの地で行われる14日間の研修は、語学の訓練だけにとどまらず、異文化理解、国際的視野の拡大、そして最も重要な人的交流に充分な機会を与えてくれる魅力ある企画と言えるでしょう。


            平成10年度海外研修の報告にリンクしています。

 安房高に来たベリンハム高校生

 本校では、これまで毎年2月にベリンハム高校生を受け入れてきました。ボブ・ジョーガンソン先生を団長に、他教師を含め15人から20人のグループです。安房高でも、英語科の2年生を中心に、滞在家庭を手配し、授業のアレンジメントを行います。
 オープニング・セレモニーは生徒会が企画し、地域芸能研究会による祭囃子やブラスバンド部の両行校歌の演奏などで歓迎しています。昨年度は、郊外活動として、富士五湖の一つ河口湖や箱根を訪れ、夜は宿舎で、第二次大戦中6000人のユダヤ人を救ったリトアニヤ総領事杉原チ畝について意見交換をしました。ちなみに、「授業で最も印象に残っている科目は」と聞くと、「生物で見たウニの放精」という答えでした。
 平成13年度は、ベリンハム側の都合で本校への訪問はありませんでしたが、来年度から、6月に来日する予定だそうです。今後は、相互交流をさらに意義深いものにするため、よく話し合い、よりアカデミックな企画を実現したいと思っています。







ALTを紹介します

 平成19年9月にALTが交替しました。マッシュー・サトウ先生が3年の任期を終えられ、替わってアメリカ合衆国ウィスコンシン州出身のサラ・ハーシュ先生が安房高常駐のALTとして生徒の指導にあたっています。

サラ ハーシュ Sara Hirsch

I came to Japan from the state of Wisconsin two years ago because I wanted an opportunity to travel and learn about knew cultures after I graduated from University. I had only planned on staying one year, but I enjoyed teaching and Japan so much that now I am starting my third year here. Although I enjoyed my old school in Ishikawa prefecture, I am very happy to be starting at Awa High School. I enjoy sports and the outdoors as well as music and talking with people. I love the beautiful nature that surrounds this area, the friendly people in the town and of course all the bright students and teachers who I have met so far. I'm looking forward to learning as much about Chiba, its people and its culture as I can and also sharing with you what I know about my home of Wisconsin.

よろしくお願いします!





最後に

 英語科の新設は、安房高100年の歴史の中で画期的な出来事の一つかもしれません。日本は、明治以来の第二の国際化を迎えたと言われますが、国際化の必要性は、今に始まったことではありません。また、国際語としての英語の必要性も数十年も前から叫ばれてきたことです。
 しかし、注目すべきは、なぜ安房高に英語科が設置されたのかということです。どのようなきっかけで設置されたかはそれほど問題ではないと考えます。本校に設置されたことが重要なのです。
 日本は、現在アメリカに次いで世界第2位の経済大国です。多くの外国人が新しいビジネスを求めて来日しています。また、世界はわが国に対して、さらなる貢献を期待しています。日本は、今、国の内外に対して魅力ある、将来に希望が持てる国になろうとあらゆる分野で改革を進めています。折りしも 21世紀を迎えたばかりのこの年に。このような時期と社会情勢にあって、恵まれた地域環境と生徒の総合的な資質を考えたとき、安房高への英語科の設置は、何らかの大きな意味があるように感じます。「時代の変革期に有意な将来の一翼を担え。」何かが、そう私達に問いかけているような気がするのです。
 私達は、明知を持って時代の要請に応えなければなりません。それには、安房高英語科の存在意義をさらに深く掘り下げ、将来のヴィジョンを明確にした上で、英語科の目標を具現化するために何をなすべきかを考えなくてはなりません。
 これからは、公立高校も特色のある学校作りをする必要があります。本校英語科も他校の英語科と同じであってはいけません。今までは、新設学科を設置することが特色であった時期でしたが、今後は、その学科を描いたヴィジョン通りに発展させていく段階に入ります。私達は、もうその準備を始めています。世界を舞台に、自己実現と利他の精神を実現しようと夢を持つ若人を、安
房高英語科は待っています。


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