午前中はまず,毎年恒例になっている老人ホーム訪問 retirement village visit を行いました。お年寄りは早口でもなく,優しく接してくれるので,毎年この企画は生徒に好評です。
※毎年書いていますが,retirement village は高齢者が集まって暮らしている村のようなところで,敷地内にはお年寄りが住む家がそれぞれあり,中央に集会所兼管理施設があります。病院のような施設ではありません。今回訪問した施設の敷地は25エーカーもあるそうです。
今回訪問したのは The Gardens on Lindfield という,開所3年目のまだ新しい施設です。着いてすぐに,私たちは居住者のお宅を一軒訪問しました。昨年ご主人を亡くされたという女性が1人でお住まいの家で,こぎれいで快適そうなお宅でした。リビングルーム・書斎・寝室・バスルーム・客用の寝室とバスルームなど多くの部屋がありました。
その後,中央の管理施設に戻り,お年寄りにインドアボーリング indoor bowling を教えてもらい,楽しみました。ボーリングとは言ってもピンをたてるのではなく,目標となる白玉にどれだけ近くボールを集められるかというスポーツです。冬季オリンピックでカーリングという競技が注目されましたが,それにルールが似ています。
生徒は生まれて初めてこのスポーツを行ったわけですが,その面白さを感じたのか,大いに盛り上がっていました。
そのあと,お年寄りの方たちと Morning Tea を楽しみつつ,本校生徒は折り紙を英語を使って教えていました。最後に歌のプレゼントとして本校校歌を歌い, Waltzing Matilda をお年寄りの方たちと一緒に合唱してお別れしました。
毎回のことなのですが,楽しかった,もっと時間が欲しかったという声が聞かれました。生徒は大いに楽しんだようです。
学校にもどって,英語の授業を受け,午後は学校に送るパネルの制作をしました。
今日の英語授業は,与えられた写真を見て,自分でストーリーを英語で作文し発表するというものでした。引率教員が見ていてもなかなか難題だと感じられたのですが,生徒たちは想像力を働かせ,おもしろい話を作り上げていました。文法的には間違いがあっても,伝えようとする意志が感じられる文章でした。