7月5〜6日 PTA関東大会のため、群馬県に行ってきました。
私達は「高校教育とPTA」という分科会に出席しました。
神奈川県立神田高等学校の「神田高校は今…」という発表では、遅刻・早退は当たり前、
喫煙、暴力、いじめ、盗難等が日常茶飯事という問題の多い学校が再生していくまでの話でした。
「まじめな生徒が下を向いて歩いていてはいけない」
「学校内で安心して過ごすことができる環境を整えたい」
「生徒と教職員と保護者間の冷え切った現状を改善したい」
との強い思いをもった、心ある教職員とPTA会員が、生徒が誇れる学校を取り戻すために
学校では
家庭への働きかけ、規則の厳守、授業の工夫、担任と生徒の連絡を密に、自治会の会議に出席、
「神田高校は今…」というプリントを地域に配布し学校改革に向けての姿勢を示したそうです。
PTAでは
「子どものことに関心をもてない親に関心を持ってもらうこと」
「PTAが一生懸命やれば学校も一生懸命やってくれる」
という強い意志を持って、全会員に呼びかけての校内清掃・花壇の植え替え作業、
禁煙のポスター掲示、学校行事・地域の活動に参加など、出来るところからひとつひとつ一生懸命に取り組んで、
自らの意識改革、組織改善を始めたそうです。
テストの成績が、1番の子もいれば100番の子もいる能力さえあれば良い、これは、親の勘違いである。
「勉強ができないダメな子ね」この言葉が「どうせ自分はダメな子だから」とやる気をなくすダメ人間を作り出してしまうという、
大人のささいな言葉に負けたら、くだらない社会に負けてしまう。
親は、子どもに、何が良くて、何が悪いかを教える、子どもを受け止め理解することが大切なことだと、
そしてPTA会員のひとりひとりが、教職員と共に子ども達の学校生活を支え、
さらに、神田高校での学びを誇りとし、社会の一員として参加できるようにして送り出すことが大切だと思います。
決して大きな行事を打つことではなく、生きることに自信と誇りとやさしさの持てる人間を育てることを目的として
活動を進めていきたいと思います。
そして、人として、親として、この子の人生にかけました。と涙ながらの発言で会場はもらい泣きをする方がたくさんいました。
全国大会、関東大会と各地で行われていますが、成功するための要因のひとつとして挙げられるものが、
お弁当なのだそうです。いかに美味しい、インパクトの強い弁当を出すかで、印象に残る良い大会だったと結びつくそうです。
この群馬大会では、名物の鳥めし弁当を頂きましたとても美味しかったです。
しかし、これは主催者側の手違いで、急遽用意されたもので翌日、名産品がたくさん入った季節の彩り弁当が出されました。
鳥めし弁当 季節の彩り弁当
確かにそうかもしれない、この弁当を貰ってしまったため、伊香保の温泉街の石段を登り、
お土産でも見て帰ろうかと思っていた私達は、予定外の弁当を高崎行きのシャトルバスの中で食べることになり、
伊香保に行ったのに観光もせずに帰ってきたというわけです。
違う意味でとても印象に残りました。
伊香保に来たからには温泉だけは、はずせない。
夕飯の前と後、そして次の日の朝、合計3回入りました。
一緒に入っていた方に「どちらからですか?浦安からきました…」と話しかけると、
群馬の太田フレックス高校という学校の方で「フレックス?」と聞いたところ
「県内でも初めての試みで、午前部、午後部、夜間部と授業も選べる単位制の学校なのよ」と、気さくに話しをしてくれました。
話も長くなりお互いユデダコのようになりながらも裸の付き合いをしてきました。
部屋では松戸六実高校の方と同室で、そこでも情報交換、お父さん達の参加が、とても多いそうです。「うらやまし〜」。
この一泊の大会は、家事を忘れて、楽しく勉強し、心も、お肌も、リフレッシュできました。