体験学習「学年対抗 おにぎり選手権大会」(平成19年実施)


 12月19日(水)に,「学年対抗 おにぎり選手権大会」を本校食堂で実施しました。 
 このおにぎり選手権大会は,総合的な学習の時間の一環として行われ,給食とタイアップした初めての体験学習になりました。

趣  旨
 おにぎりづくりを通じて相互交流を図るとともに,給食や日常の食を支えている人や食材等に思いを向け,食にたずさわる苦心や喜びを分かち合う機会とする。

企画・運営:給食部,教務部

競技方法
 
①学年ごとに3種類のおにぎりを作り,出来上がった作品に込めた思いをプレゼンする。
  ②味・形状・独自性等を総合的に審査し,優秀学年を表彰する。

<事前準備>

事前指導

 ①各学年ごとに,おにぎりの中に入れる具材,ご飯の種類(白米・混ぜご飯)等を話し合い,制作する3種類のおにぎりを決定する。
 ②制作するおにぎりのイメージイラストを描く。
 ③制作するおにぎり数の報告(例:鮭入りのおにぎり×握る個数=鮭入りのおにぎり総数)

(例:3学年の作品)

  

構想・準備期間:12月3日~7日

食材の調達・食材の調理
 上席専門員
(栄養士の先生),調理員の先生方





おにぎり選手権大会の風景

 用意された材料
 用意された食材等 
 (製作するおにぎりの個数に応じて用意された食材)
 おにぎりを焼く生徒たち 
 おにぎりの製作風景
 プレゼン中の生徒
 審査中の先生方


審査基準
 ・個別作品の見た目,工夫,にぎり具合,味のバランス
 ・3個セットとしての見た目,バランス,味わい度,プレゼンテーション度

各学年の製作おにぎり


1年生製作のおにぎり


講 評:
・1年生(現代っ子)らしいファーストフード系のおにぎりですね。工夫がたくさん見られました。手間のかかるおにぎりでした。一番頑張った学年でした。
・工夫があり楽しめる。
・アイディア,工夫のあとがうかがえる作品。とてもボリュームがあり,若者向けのおにぎりか。

左:ライスサンド(塩未使用)
(焼きおにぎりで牛肉を挟んだ和風ハンバーガーともいえるおにぎりです。表面は,色つけ程度にし,牛肉の味をひきたたせ,味がくどくなりすりすぎず,さっぱりと食べられます。)

中:たまちゃん(塩未使用)
(鮭フレークとチーズを混ぜたおにぎりを薄焼き卵で包んだおにぎりです。鮭とチーズの組み合わせが絶妙な洋風おにぎりです。)

右:シンプルイズベスト(単純が一番)
(ウメを全体的にまぶし,具はおかかを使ったおにぎりです。このおにぎりの三角△,ライスサンドの丸○,そしてたまちゃんの四角□で,見た目にも楽しくいろ鮮やかな3品に仕上げました。)

2年生製作のおにぎり



講 評:
・シンプル。おにぎりの定番でしたね。
・シンプルでもう少し工夫が欲しかった。
・少々月並みか。

左:シーチキン(伯方の塩<粗塩>)
(形をきれいに整える。きれいにシーチキンを中に入れる。)

中:わかめごはん
(形をきれいに整える。わかめを全体にまぶす。)

右:さけおにぎり
(小さくて食べやすい大きさにする。形をきれいに整える。のりで顔を作ってかわいくする。)

最優秀賞受賞作品

3年生製作のおにぎり



講 評:
・素晴らしい出来上がり。食べるのがもったいないくらい夢のあるおにぎり。
・good
・見た目,味ともに申し分ありません。
 コンビニでも売れそうな作品。

左:栗くましゃけにぎり
(くまさんは型抜きをし,少し小さめで簡単に食べきれるサイズにしました。彩りに,人参と絹さやを添えました。)

中:薔薇寿司

(色づけしたかんぴょうや玉子などで薔薇の模様をつくった巻き寿司です。)
右:焼きみそにぎり
(唐辛子を混ぜたみそを表面に塗り,香ばしく焼き上げました。)



4年生製作のおにぎり



講 評:
・男子生徒がにぎったようですが,素晴らしいにぎり具合でした。
・迫力があるが,工夫が欲しい。
・ボリューム,にぎり具合は満点だが,あと少し工夫が欲しかった。肉体労働者向けの作品。

左:ツナマヨネーズ
中:わかめごはん
右:たらこ   
      


職員チーム製作のおにぎり



講 評:
・年齢層が高いチームなのに,とてもメルヘンでした。
・楽しい。パンダが素晴らしい。
・見た目,デザイン,味は申し分ありませんが,受けねらいが見え見えの作品。

左:パンダ

(東金高校のいたるところで見かけるパンダ。難しそうですが挑戦してみました。顔と耳が一体となるように爪楊枝でつなげました。また,中の具が一目でわかるように,口とほっぺにめんたいこを使い表情をだしました。形を円柱形にし,側面と裏面に海苔を付けることで,食べやすい工夫をしてみました。)
バスケットボール
(球型でバスケットボールを作りました。線は海苔を使い,色を出すために,金ゴマをまぶしました。海苔がしっかりと付くように,金ゴマは最後にまぶしました。)
右:キツネ
(昔の日本人は山を神格化して,おにぎりは神の形(山型)で食べられていたと言われます。その様な伝統もしっかりと守りたいと思い,三角形を作ろうと思いました。三角形を利用し,逆三角形にすることで,きつねを作りました。顔は,口を栗,ひげを中の具でもある昆布で作る工夫をしました。また,裏に海苔を付けて食べやすい工夫をしました。)

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