同和教育

本校は創立当初より、教育方針の第一に、”人権尊重の精神と実践力を持った人間の育成”を掲げ同和教育の推進に力をいれてきました。校訓の、”熱学展(情熱を持って学び自らを展べよの意)”は日本の人権宣言と言われる水平社宣言の 「人の世に熱あれ、人間に光あれ」 に由来しています。

差別に負けない、また知らないうちに差別する側にまわってしまうことのないように、ということを目標にして、3年間やっていきたいと思います。

学年通信等でその時々にもお知らせしたいと思いますので、是非ご家庭でも話題にしていただけたら幸いです。

<3年間の予定>

学年
テーマ
内容
1学年

(4月) オリエンテーションでの校長講話

(6月) LHR「 ”いじめについて”の討論会」

(11月) LHR 「部落差別 とは」

身近な差別 「いじめ」 について。
いじめは絶対に許さないという校長の表明。

偏見は作られたものであることを学習する。

同和地区の方を講師に迎えて、各クラスでお話を聞く。

2学年
(2月) LHR 「障害者差別講演会」および介助体験 車椅子体験、白杖体験、及びそれらの介助体験をする。また視覚障害者 (本校卒業生) から、障害も個性であるとの話を聞く。
3学年

(6月) 就職希望者調査書全国統一用紙について。

(10月) 就職試験受験者アンケート

(11月) LHR 「VTR”ドキュメント結婚” を見る」

(1月) 同和教育アンケート

調査書の全国統一用紙ができる過程を通して、本人の能力以外のことを合否の判断材料にさせないことの意義を学ぶ。

「部落差別」 が作られた歴史を事前に学習し、「結婚差別」 について自分の考えをまとめる。

3年間の同和教育を振り返って、生徒の側からの評価を聞く。

職員

(1学期) 初任 ・ 転任者研修

(2学期) 全職員研修

本校の置かれた現状を理解した上で、地区の方との交流会をもつ。外部より講師を招き、全員で研修を行う。
その他 (入学式)保護者の方へ、同和教育推進教員より「本校での同和教育へ理解とご協力のお願い」

(5月)PTA総会にて、保護者の方へ同和教育部部長より「実例を交えた本校の同和教育」について

(12月)全生徒に、教頭講話『校訓「熱学展」の由来と精神について』