数学科「数学A」

 

単  位  数

       2 単位

学科・学年・学級
 

食品工業科 第2学年D組
 
1 学習の到達目標等



学習の到達目標



 

1 場合の数と確率,平面図形及び集合と論理について理解し,基礎的  な知識の習得と技能の習熟を目指します。

2 習得した知識,習熟した技能を的確に活用する能力を伸ばします。

3 数学的な見方や,考え方の良さを認識できることを目指します。
 

使用教科書・副教材等
 

  「高等学校 新数学A」 (啓林館)
 
2 学習計画及び評価方法等
(1)学習計画等






 



 学 習 内 容


 






 



    学 習 の ね ら い


 

備 考(学習活動の特記事項,他教科・総合的な学習の時間・特別活動等との関連など)

考査
範囲

 






































 


第1章 場合の数


 1 集合


 2 順列


 3 組合せ











 




 

 図や表などを用いて,集合の包含関係や,要素の個数など集合に関する基本的な事項を学習します。

 2つの集合間の関係については,共通部分や和集合,それらの要素の個数に絞って扱います。



1学期
中間考査
 

 中学校で扱った基本的な個数の処理の考え方を基にして,樹形図などを用いて,順列について学習します。





 

 具体的な場面の考察を通して順列や組合せの意味を理解し,その総数を求められるようにすることに重点を置きます。







 

 円順列や重複順列についても学習します。
 





 



第1学期期末考査

 

 中学校で扱った基本的な個数の処理の考え方を基にして,組合せについて学習します。

 組合せの考え方を利用して,二項定理についても学習します。




 





 

【課題・提出物等】
1 授業のなかで配付する演習プリント

2 中間考査及び期末考査の範囲内の授業ノート
 

【第1学期の評価方法】
1 定期考査の成績(60%)知識・理解に偏ることなく,数学的な考え方,表現・処理を
 見るための問題も出題します。

2 平素の学習態度   出席状況,演習レポートの提出状況(40%)

           上記の状況を踏まえ,総合的に評価します。
 
 
 
 
 





































 


第2章 確率 

 1 確率の意味

 2 確率の加法定   理

 3 独立な試行

 4 期待値


第3章 平面図形

 1 三角形

 2 円



 






 

 身近にある事例を基にして,確率の意味について学習します。

 加法定理については,互いに排反なものだけを扱うようにします。




 


2学期
中間考査

 

 確率の加法定理など確率の基本的な法則をまとめ,余事象などについて理解していきます。



10

 

 具体例を通して独立な試行について,その意味を理解していきます。また,期待値についても学習していきます。

 三角形の性質として,辺の長さと角の大きさの関係,内角・外角の二等分線と辺の比などについて学習します。

 平面図形の証明問題は基本的には扱わないようにします。扱う場合にも穴埋め式にするなどして,証明に対する負担を軽くします。

 


第2学期期末考査

 



11

 

 三角形の重心,内心,外心などについて簡単な性質を学習します。

 円と直線及び円と円の位置関係について学習します。また,円周角の定理とその逆についても学習します。
 

12
 

【課題・提出物等】
1 授業のなかで配付する演習プリント

2 中間考査及び期末考査の範囲内の授業ノート
 

【第2学期の評価方法】
1 定期考査の成績(60%)知識・理解に偏ることなく,数学的な考え方,表現・処理を
 見るための問題も出題します。

2 平素の学習態度   出席状況,演習レポートの提出状況(40%)

           上記の状況を踏まえ,総合的に評価します。 
 




























 

 
 3 円と多角形


第4章 命題と条件

 1 命題と集合

 2 必要条件と十   分条件

 




 

 円に内接する四角形の性質,接線と弦のなす角,及び方べきの定理について学習します。




 必要条件・十分条件や対偶などは図表示により集合の包含関係と関連付けながら直観的に理解できるようにします。
 


学年末考査





 

 命題と集合との関係について学習します。命題の逆や命題の対偶についても学習します。



 

 必要条件と十分条件について学習します。また,背理法についても学習します。

 



 

【課題・提出物等】
1 授業のなかで配付する演習プリント

2 中間考査及び期末考査の範囲内の授業ノート
 

【第3学期の評価方法】
1 定期考査の成績(60%)知識・理解に偏ることなく,数学的な考え方,表現・処理を
 見るための問題も出題します。

2 平素の学習態度   出席状況,演習レポートの提出状況(40%)

           上記の状況を踏まえ,総合的に評価します。

 
 
 
 

【年間の学習状況の評価方法】

  下記の4つの観点から評価した1学期の成績,2学期の成績及び3学期の成績を総合し,
 年間の学習成績とします。
 
 




確かな学力を身に付け

るためのアドバイス


 

(1)苦手意識を捨てよう。

(2)必ず家庭学習をしよう。

(3)必ず自分で解こう。

(4)計算力をつけよう。

(5)わからない問題をあきらめない。


授業を受けるに当たって守ってほしい事項


 

・学習の基本はなんといっても授業です。授業には常に真剣な気持ちで取り組みましょう。予習・復習を行うことで授業がいきてきます。当たり前のことですが,始業のチャイムが鳴るまでに次の授業の準備をし,着席して待機しましょう。周囲に迷惑をかける行為(私語,遅刻)は慎むようにして下さい。
 
 
(2)評価の観点,内容及び評価方法
 
   皆さんの学習状況は,「関心・意欲・態度」,「思考・判断」,「資料活用の技能・表現」及び「知  識・理解」の4つの観点で評価します。

         評価の観点及び内容

  評 価 方 法



関心・意欲・態度


 

数学的な活動を通して,方程式と不等式,2次関数及び図形と計量における考え方に関心を持つとともに,数学的な見方や考え方の良さを認識し,それらを事象の考察に活用しようとしているかどうか。
 

・授業時の様子

・課題レポート


 



思考・判断


 

 数学的な活動を通して,方程式と不等式,2次関数及び図形と計量における数学的な見方や考え方を基に事象をとらえ,論理的に考えるとともに思考の過程を振り返り,多面的
発展的に考えているか。
 

・授業時の様子

・課題レポート

・定期考査
 


資料活用の技能・表現

 

 方程式・不等式,2次関数及び図形と計量において,事象を数学的に考察し,表現し処理する仕方や推論の方法を身につけ,的確に問題を解決できるかどうか。
 

・授業時の様子

・課題レポート

・定期考査


知識・理解


 

 方程式・不等式,2次関数及び図形と計量における基本的な概念,原理・法則,用語・
記号などを理解し,基本的な知識を身につけているかどうか。
 

・授業時の様子

・課題レポート・定期考査

 
 
3 担当者からのメッセージ

・授業では数学の計算ができる,できないと言うことの前に,数学を「考える」から「わかる」,
 そして,「おもしろい」ということが生徒の皆さんに教えられたらうれしいと思っています。

・身近な例などをたくさん挙げたり,工夫をして「楽しい授業」そして「わかる授業」を目指したいと思います。

・よく「数学は役に立つの?」と聞かれますが必ず役に立ちます。