千葉県立銚子高等学校
H27内部評価 職員
不十分(不適切)
やや不十分
やや十分
十分(適切)
内部評価 職員
教務
教務関係の項目については,あまり大きな変化はなく,ほとんどが85%以上の肯定的評価である。その中にあって,「生徒の理解度に補充的・発展的学習指導」については,10ポイント低下(82.2%から72.5%)している。しかし,生徒の学習意欲・学力向上に向けた教育課程や学習指導,授業の点検及び工夫改善については,肯定的な回答が昨年より5ポイント(84.4%から89.9%)上昇している。これは,授業改善等の努力はしているが,納得できる結果が得られていないということに対する客観的評価が,数字に反映されたものと考えられる。反省点について考察を深め,授業改善につなげていきたい。 教科・学年・他分掌との連携については55%と依然評価が低いが,昨年(50%)からは,わずかではあるが向上している。教育力と生徒の学力向上を図るためには,教員集団の協働体制の整備・確立が不可欠である。今後も運営委員会(モラールアップ委員会)を中心に情報の共有に努めていく。 「読書活動の推進」について,取組への満足度は,昨年の43%から55%と着実に評価が高くなっている。「人生を豊かにする」読書活動の活性化への取組を今後も推進していく。また,12月に外部講師を招き「情報セキュリティ研修」を実施したことが,情報セキュリティやモラルアップの評価の上昇(71%から87%の16ポイント)につながった。
生徒指導
「生徒指導の反省が次年度に反映されている」が9ポイント(75.5%から84.6%)の上昇。生徒の個性を把握し,個別の指導が計画的に行われたことが,その理由と考えられる。また,「共通した指導方針のもと教職員一丸となった生徒指導がなされている」も約20ポイント(53.3%から71.8%)上昇している。ミドルアップダウン型の組織運営が機能し始めたということだろう。 「生徒が悩みなどを気軽に相談できる教育相談体制の整備」についても7ポイント(61.3%から68.4%)の上昇がみられる。昨年同様,校内相談体制の充実(相談員を3名に増員)や教育相談係を中心をとした情報交換会議を複数回にわたって行い,生徒の問題解決に対応してきたことがポイントの上昇に表れたものと考えられる。 また,来年度以降も発達障害に関する研修を企画するなど特別支援学校との連携を図っていきたい。
進路指導
「進路希望実現のための教育計画」についての評価が,7ポイント(77.3%から84.2%に)上昇している。発達段階に応じた教育計画が機能しているとの実感が数字に反映したものと考えられる。 一方,「進路指導のための分掌・学年の連携」(59.1%から52.6%へ7ポイント),「外部全国模試による自己学力の把握と継続的学習習慣の確立」(86.7%から77.5%へ6ポイント)は,それぞれ肯定的評価が低下している。目標とする数値に届かなかったことへの反省的評価と考えられる。生徒の学力を適切に把握し,実現可能な範囲内での着実な向上を目標に据え,戦力的に取り組んでいく。
総務
ほとんどの項目で90%を超える高評価となっている。その中で,評価としては決して低くはないが,「校舎内外の美化と清掃が徹底されている」のみが70%台の評価にとどまっている。担当職員は綿密な計画に従って校内美化に取組んでいる。しかし,清掃箇所担当の職員による生徒への指導が,十分に行き届いていなかった。それが,自省を含んだ評価となったのではないか。 尚志館が完成し,掃除区域も広範囲に及ぶことになった。快適な環境の維持のため,今後も清掃指導に力を注いでいきたい。
学校経営
今年度も,学校経営については,全ての項目(「重点目標の周知徹底」86.8%,「服務規律の自覚」92.3%,「開かれた学校づくりの推進」100%,「適切な事務処理」92.1%)で高い評価をしている。「(教職員全体の)服務規律の自覚が高い」は昨年度から5ポイント上がっている。今後も,不祥事防止研修等の企画に工夫(年代別に構成したチームによる研修の企画及び運営)や修正を行っていく。