テニス部 | |||||
一日の練習が終わる。コートブラシの筋がくっきりついたクレイのテニスコートがある。少し湿った茶褐色の圧搾されたコート。土のにおいがする。明日も気持ちよくプレーできそうだ。 |
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現在一般のコートは、オムにコートと呼ばれる人工芝に砂をまいたコートが主流だ。 水はけもよく、雨が上がればすぐにプレーできる。コート整備もほとんどいらない。公立高校でも一部設置されているが、予算の関係上、大部分はクレイ(土)コートである。クレイコートは、衝撃に対する吸収力は、他に比べて強く体にやさしいコートと言える。しかし、雨に弱く、整備には手間もかかる。雨上がりのローラーがけ、草取り、夏季と冬季のにがり(塩化カルシウム)まき。これは、土の湿気を保つためのものだ。えぐれた土や、ラインテープの補修、側溝の土さらいなどだ。もちろんプレー後のコートブラシも欠かせない。しかし、そんなコートには愛着を感じる。 上総高校のテニスコートはいつ見てもちょっとさびしそうだ。君達の入部を期待している。 |
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