一日目の夕食では、初めてのバイキングですこし戸惑いました。でも意外なことにすぐに慣れました。ちなみに食事はまずくなく、場所もいい感じでしたが周りの様子は最悪でした。他にも時間が少なく、せっかくの食事を味わって食べることができませんでした。この時から修学旅行の段取りの悪さを改めて痛感させられた出来事でした。それに食べている時も連絡とかなんとかで邪魔ばかりがはいって、余計なストレスがたまる一方で、初日は「早く家に帰りたい」と半ばホームシックのような感じになりました。二日目の朝食はみんな静かで初日よりは落ち着いて食べることができました。けれど夕食は、初日と変わらず周りの声と先生の声が混じってまたホームシックになりかけてしまいました。そして最終日は、二日目よりも静かでしたがその分夜はホテルの人が演奏会をおこなってしまい、周りの人達はエキサイトしすぎて席の上に立ち始めてしまって、そのエキサイトぶりに僕はおもわず席を離れて残りの時間を、隅っこで過ごすこととなりました。
二日目はまたつまらない食事をなんなく終え、さとうきびの収穫に出発しました。出発してから一時間もせずに目的の場所に到着し、そこに待っていたのはいかにも怪しいおじさんが一人と、おばさんが二人のほほんとした表情で立っていました。到着して間もなく説明が始まったのですが、沖縄独特のなまりがほどよく混じってとても聞きづらい説明が5分から10分も続いてかなり退屈でした。収穫を始めたのはいいものの、収穫はとても簡単な道具でまるで草刈りのように収穫していけました。そして、その後の余った時間は収穫したさとうきびをひたすら食べていました。そのくらい収穫の終わったあとは暇で逆に何をしたらいいかわからなくなるくらいでした。結局そのあとは落ちていた棒を使って、野球まがいな遊びをしていました。意外なことにそっちの方が収穫よりも楽しく、そのあとの現地の人の話をすっぱかしてひたすら遊んで終わってしまいました。
右の写真は上の写真で話した、収穫が終わってウロウロしている時の写真です。この時は本当に暇で畑の周りを5分から10分くらい歩き回っていました。歩きながら何をしようか迷っていたところにちょうどいい長さの棒が目に入ってきました。その棒をとりあえず拾って振り回してみると、なぜか楽しかったので肌身はなさず持ち歩いていると友達に気づかれて、今度は友達とその棒を見て知恵をしぼりだしていたその時にある人が、「野球でもするか!!」の一言でさっさと段取りをして始めてみると、ハマりまくってしまいました。沖縄まで来てこれはないなと思っていたけれど、やるとそんな気持ちを忘れさせてくれるものでした。そしてそのあとも棒を先生に見つからないように持ち帰って、自由時間にその棒を使ってまた同じことを泊まっていたホテルの近くの砂浜でやってしまいました。浜辺でやった時は畑でやった時よりも玉が棒に当たる回数が多く、畑の時よりもますますハマってしまいました。