『千葉県高等学校PTA連合会定期総会』の報告 PTA会長 里見 浩美
6月11日(水)千葉県教育会館にて開催されました総会に、ア山校長先生と鈴木元会長と里見で、参加させていただきました。鈴木会長がその功績により、P連より感謝状を授与されました。また、校長先生は今年度の理事を務められます。
記念公演は、リクルート出版の高校進路指導の専門誌「キャリアガイダンス」編集長・角田浩子氏による、『子どもを自立させる家庭教育とは?』。
キャリア教育とは、子どもたちに将来の展望を考えさせる教育だそうです。
企業が、大学新卒者に1番求めているのは、「コミュニケーション能力」。「七五三現象」という言葉をご存知でしょうか?新規中卒就職者・高卒者・大卒者が入社3年目までに離職する割合を示す言葉です。転職の理由の多くは、「仕事が自分に合わない」「人間関係が合わない」から。入社1年で仕事が合うかどうかわかる訳がないし、人間関係はどこへ行っても変わる訳がない。それで結局ひきこもり、ニートになる。現在34歳までのフリーター187万人、ニート62万人。
そこで、角田先生が問題提起されたのは、「最も近い大人である『親』と子のコミュニケーションが、子どもを社会で生きる大人にすること(自立)に、大きな意味を持つはず」。
親と会話する子ほど「将来に期待を持って、楽しい気持ちになる」「実力社会だから、自分の才能を活かしていける」と感じ、そうでない子ほど「将来が不安になる」「実力社会だからますます格差が広がる」と悲観しがちになるという調査結果が出たそうです。
柏南の保護者のみなさんは、お子さんとしっかり会話していらっしゃることと思いますが、親の話を聞かせる何倍も子どもの話を聞かなければ、お子さんに「親と会話ができた」とは思ってもらえないようですよ。
なお、「保護者のためのキャリアガイダンス」誌を頂いてまいりましたので、貸し出し可能です。
今年度、本校は県P連の理事校になっております。校長先生とご一緒に理事会に参加してまいり、その様子をみなさんにご報告してくださいますので、どうぞお楽しみに。