○オーケストラ部取材レポート○


7月16日、オーケストラ部取材。

最初はコントラバスパートに取材させていただきました。
千葉女オーケストラで一番大きい弦楽器です。
主に低音パートを担当しているそうです。


▲変形した松脂。暑さで溶けてしまったそうです。
ちょっと臭かったです

▲チェロ弾きの皆様。パート練習をしています。

▲ハープを個室にて練習中。
とても綺麗な音色でした。

▲パーカッションは文化ホールの入り口で練習をしていました。

▲フルート
フルートは木管楽器の一種で、リードを使わないエアリード(無簧)楽器です。

クラリネットとオーボエの練習場。
いつもこのメンバーで練習しています。


▲左がオーボエ。右がクラリネット。
違いがわかりますか?
オーボエのリード(振動して音源となるところ)は二枚(ダブルリード)で、クラリネットは一枚(シングルリード)です。


▲ホルン
ホルンはもともと「角笛」を意味していたそうです。なのでオーボエ族に「イングリッシュホルン」、クラリネット族に「バセットホルン」という名前の楽器があります。

▲トランペット。
マウスピースで基礎練習中。

▲ヴァイオリンパートの皆様。
階段やその踊場などで練習しています。
千葉女子オケで一番人数が多いのがヴァイオリンパートです。

▲トロンボーン(手前)と金管楽器の皆様。
金管楽器は同じ場所で練習しているようです。


▲チューバ(手前)と金管楽器の皆様。
セッション練習をしています。

▲顧問の先生と部長さんと副部長さん二人。
長々と質問に答えてくださってありがとうございました。
Q&A
Q.普段の活動内容、パートの数、活動場所は?
 A.月に一回本番があるので、その際に演奏する曲を練習します。
パートは13パートあり、普段は文化ホール周辺で活動しています。
Q.合奏はどの位やりますか?
 A.今月(2008年7月)は8回でした。本番が近いと合奏は増えます。
Q.約100人部員がいる利点と弱点は?
 A.いろいろな人がいて、いろいろな考えを持っているところです。
沢山部員がいると、視野が広がり、沢山の意見を聞くことができます。あと友達がいっぱい作れる事です。廊下ですれ違ったりする回数が多いから、なんだか人気者になった気分になります(笑)
逆に、人数が多いとその分意見の対立などが多くなり、まとまり辛いという弱点があります。
Q.オーケストラ経験者は多いですか?
 A.オーケストラ経験がある人はほとんどいません。80%初心者です。
Q.楽器は個人で購入していますか?
 A.バイオリンとビオラは個人で購入して貰っています。管楽器はあるにはあるのですが、古くて使いにくいので大半は購入しています。
Q.合宿はどのようなことをしていますか?
 A.朝早く起きて練習→朝食→練習→昼食→練習→夕食→練習→就寝です。朝から晩まで練習尽くしです。
でも部員で花火をしたり、練習の合間に他のパートに遊びにいったりして、交流を深められるので、とても楽しいです。
練習尽くしなだけあって、練習の間のイベントが格別楽しく感じられます。
Q.一日の練習量はどの位ですか?
 A.平日は4時間位で、休日になると朝九時から午後四時まで練習するので約6時間位練習します。
Q.パートごとになにか特別な練習をしていますか?
 A.基本練習メニューは各パートリーダーに任せてあるので、パートごとに内容は違います。
千葉女子のオーケストラには、
各パートごとに一人ずつ専門の講師がついています。なので、専門的な事も学べます。
Q.顧問の先生はどんな人ですか?
 A.(オケ部長&副部長)全く怒らない人です。とても愉快な先生です。
(顧問)ようするにKYなだけだよ(笑)
Q.(顧問の先生に質問)顧問になって大変な事は?
 A.ともかく忙しい事です。休みが欲しいです。年中無休で仕事に追われています。電話とか引っ切り無しにかかってくるしね。
息子に会う時間より絶対部員と会う時間の方が多いですね(笑)
Q.ドイツ演奏旅行はどうでしたか?
 A.まず料理がしょっぱかったです。
通常は、交響曲の曲と曲の間には拍手をしません。しかし、今回盛大な拍手をいただいて、とても感動しました。
何故かというと、曲と曲の間に拍手を貰えるのは、とても有名なオーケストラだけだからです。
千葉女子のオケが拍手を頂いたということは、大変名誉なことです。
Q.ドイツの演奏の衣装はどのように入手したのですか?
 A.浴衣は自分で持っているものを使いました。はっぴは安いところで部費で購入しました。
Q.いつも演奏する十八番の曲などありますか?
 A.定期演奏会で演奏するボロディン作曲、『歌劇「イーゴリ公」だったん人の踊り』です。
Q.(部長さんに質問)オーケストラ部に入って良かったと思う事は?
 A.オケの人と出会えてとても良かったです。
人数が多い分、沢山の人と話せる機会があって嬉しかったし、音楽が本当に好きな人の集まりだから、お互いに高めあえるし、そういう人と音楽を作っていける幸せはとても大きなものです。
感想
取材当日、あまり良くないタイミングでオーケストラ部を訪問してしまい、部長さんがなかなか見つからないというアクシデントにみまわれ、私たち取材班が右往左往していると、優しいオーケストラ部の部員さんたちが部長さんを一緒に探してくれました。そんな素敵な部員さんたちを率いるオケの部長さんは、やはり部員同様、とても素敵な方でした。
部長さんは、とてもしっかりした方で、あまりまとまってない未完成な質問にも、詳しく、そして丁寧にお答えして頂き、質問する側として、それはとても有難いものでした。そしてちゃんと自分の意見というものをしっかり持っていて、約100人も部員がいる大きな部活の部長さんになった理由がひしひしと感じられました。
そんな素敵なオーケストラ部に取材する事が出来て、私たちはとても嬉しく思います。
オーケストラ部は文化祭でも演奏をするそうです。興味を持たれた方は聞きに行ってみてはいいかかでしょうか?
これからもご活躍を期待しています。ありがとうございました。
取材担当:三村・依田