○演劇部取材レポート○


7月16日、演劇部取材。
1.あいさつ

▲礼儀正しくあいさつをしていました。
2.ストレッチ

▲腹筋20回・背筋20回・腕立て20回がノルマです。
3.発声練習

▲お腹から低い声を出していて、すごく・・・大きいです。
4.基礎練習

▲メリハリをつける練習。
一年生6人ずつで音楽をかけてリズムに合わせてポーズをとります。
終わったら先輩から良かったところや悪かったところを指摘してもらいメモしていました。やっている最中もたくさんの人が声をかけていました。

▲素早く、曲のテンポと合図にあわせて、二年生の指示を聞きながらなるべくポーズを取っているときは動かないようにします。

▲終わった後、先輩から一人一人コメントを言われます。

▲ゆっくり動く練習。
8人ぐらいずつ前でメリハリの練習の時のように5回ほどポーズをとった後、ゆったりとした音楽を聞きながらゆっくりとポーズを変えていきます。

▲毎回お題が出されてそのお題に沿ってポーズを変えていきます。
この練習で重要なことは「ゆっくりな動きを保つこと」と、「なるべく大げさな動きをすること」、「表情もかえること」らしいです。

▲最後の姿勢でキープ。

▲どんなポーズを取っていたのかを報告。
お題は「ける」だったので、例えば「蹴る」「見つける」「追いかける」「助ける」等、いろいろなポーズがあったようです。
だめな例は、「みる」というお題で「空を見る」、「下を見る」、「夢を見る」など、同じ動詞を使うというようなものです。
はじめは私たちもお題がなんのことかよくわからずに見ていましたが、それがわかってからは例えばお題が「みる」だったら何があるかな?「しみる」?とか、今のポーズは「『狩る』ポーズだな」とか思いながら楽しく見ていました。
体力もそうですが、非常に発想力の必要な練習だと思いました。
Q&A
Q.主な練習を教えてください。
 A.演技のメリハリや感情を表現する練習や、発声練習も大事です。
 発表が近くなると、スタッフと役者に分かれてやります。
Q.楽しいことは?
 A.力を合わせて舞台を作れたとき。
Q.つらかったことは?
 A.60代以上続く伝統ある部活なので、後代に引き継ぐために厳しい練習をすることです。
Q.合宿では?
 A.合宿はありません。こんな所に泊まったら風邪ひいちゃいますよ。
Q.後輩に教えていることは?
 A.基本的に全部。
Q.役者の決め方
 A.演出がオーディションで決めます。学年は関係なく、実力です。
Q.あだ名(部活名)の決め方は?
 A.先輩が適当に候補を出して当人が自分で決めるといったやり方で。
※部活名というのはあだ名のようなもので部活で呼ばれる名前。ユニークなものが多い(と思う)。
Q.基礎練習のバリエーションはいくつくらいありますか?
 A.18つです。毎日違う練習をやります。
5.感想
演劇部の練習というのはなんとなくあまり想像がつかなくて、台本に書いてある台詞を読んだりとかするのかなと思っていたら、なんだか面白い練習をしていてすごく興味がわきました。発声練習では思った以上に大きい声で驚きましたし、普段のしゃべり方もはきはきとして聞き取りやすく、取材では実際の演技を見ることはできませんでしたが、新入生歓迎会のときの舞台は圧巻でした。女子だけの空間での「男役」はどしりとした存在感があり、自然な低音も耳に心地よく響いてくる感じがして、「男」ではない「男役」という存在はいまやなくてはならない存在なのだと悟りました。普段の姿は男役の人もかわいらしい女子ですが声に低音の名残があって、ああ板についているなと感じます。今回の取材では、舞台では見られない普段の姿が見られたことが一番の収穫でした。文化祭での発表も楽しみにしています。
取材担当:廣瀬・鈴木