平成23年度 サイエンス パートナーシップ プロジェクト

暗号と素数

インターネット等で日常的に使われている暗号、その本質的な部分は巨大な2つの素数の積の素因数分解の難しさです。この講座ではRSA暗号の仕組みを数学的にわかり易く解説し、コンピュータを使って実際に暗号化や復号化の実験を行いました。

 

連携機関:千葉大学理学部 数学・情報数理学科

講  師:渚 勝 教授、杉山 健一 教授、桜井 貴文 教授、多田 充 准教授

 

講座第1日 平成23725日 千葉大学

・ 「modの計算とフェルマーの小定理」について

・ 数式処理ソフトを用いて実際に計算演習する。

講座第2日 平成23726日 千葉大学 

・ 「べき乗の計算方法、ユークリッドの互除法」について

・ 「暗号の歴史、RSA暗号」についての講義と演習

講座第3日 平成23727日 千葉大学 

・ 「公開鍵暗号方式と認証技術」の講義

・ 「暗号解読コンテスト」暗号の問題4題を、数式処理ソフトを使って解読するコンテスト

講座第4日 平成23728日 千葉東高校 

・「フェルマーの小定理」「RSA暗号」の2つのグループに分けポスターにまとめる。

講座第5日 平成23729日 千葉東高校 

・学校説明会に来た中学生とその保護者に向けて発表を行う。

 

  

千葉大での実習             学校説明会での発表

 

参加生徒の感想

「大学に入る機会や、大学の教授の話しを聞く機会はあまりないので、参加できてよかった。」

「何も意識せずパソコンを使っていたが、暗号を使った様々なセキュリティ技術に守られているということが分かった」

「数学はあまり社会に出ても役に立たないと思っていたが、数学はとても重要なのだと分かった。」

「これからも暗号のこととかについてもっと調べてみたいと思った。」

「3日目の暗号解読が一番おもしろかった。もっといろいろな暗号を解読してみたいと思った。」