



プロジェクトA 「農業の経営や流通に関すること」 最優秀賞 生産技術科2年 田中 喜美子 他12名 題目 「メロン生産の経営改善をめざして」〜環境保全型農法による栽培の試み〜 内容 「私たちは以前から環境保全型農法のプロジェクト学習に取り組んできました 。昨年度までは、メロン栽培で土着微生物ぼかし肥や竹炭・竹酢液を利用しました。今年度はマルチムギの間作と共に流通方法の改善を試みました。」 |
プロジェクトB 「技術の改善や普及に関すること」 最優秀賞 食品工業科3年 津田 元子 他9名 題目 「無農薬・有機栽培煎茶の有効利用」〜『カテキン入り健康パン』をめざして〜 内容 「過去7年間研究してきた無農薬・有機栽培煎茶の有効利用を検討しました。緑茶の様々な効用を生かすため、安全で栄養価の高い無農薬煎茶を粉末にしてパン生地に加え(カテキン入り健康パン)作りの研究を開始しました。」 |
プロジェクトC 「地域の文化や生活に関すること」 第3位 生活科学科3年 大住 さゆり 他8名 題目 「安全でおいしい『手作りおやつ』その4」〜地域の特産物を使って〜 内容 「子どもも大人も大好きなものといえばおやつがあります。昨年に引き続いて 、地域の特産物であるカボチャに注目し、手作りおやつの研究に取り組みました。私たちのレシピを参考に、おやつを作ってみませんか。」 |
意見発表A 「農業の経営や流通に関すること」 最優秀賞 生物工学科2年 石井 一也 題目 「夢を育む培養室」 内容 「オリジナルのコチョウランの商品化を目指す父の影響を受け、ラン栽培とバイオテクノロジーに興味を持つようになり、生物工学科への入学を決めました。将来 、自分の作ったオリジナルのランが我が家の温室に並ぶことが目標です。」 |
意見発表B 「産業人としての生き方に関すること」 第2位 生物工学科3年 高知尾 佳江 題目 「私の目指す道 獣医師」 内容 「小学生の頃、飼っていた猫が病気になり死んでしまいました。獣医につれていけず、自分が獣医になる夢を持ちました。高校は実験動物が学べる山武農業高校を選び、生物工学科で獣医師となる夢の実現に努力しています。」 |
意見発表C 「地域の文化や生活に関すること」 第4位 生活科学科3年 坂本 真由美 題目 「地域の人々とのふれあい」 内容 「幼い頃から、地域のボランティア活動や子供会活動に積極的に参加することにより、地域の結びつきの重要性を感じるようになりました。本当の意味で、人々の心が触れあえるような地域作りをしていきたいと考えています。」 |
農業クラブ活動
本校は平成十年度の時点で農業の単科高校としては日本で最も多くの生徒が在籍している学校となった。本校の農業クラブ活動は以前より活発であったが、ここ数年、県内の他の農業高校が学級減や学科改編による農業学科の減少等により各種競技への参加が少なくなって行くなか、研究発表部門十五部門、意見発表部門十六名という大きな規模で校内予選を行い、県の研究発表大会の全部門にエントリーしている。また、測量競技・農業情報処理競技・家畜審査競技(乳牛・豚の部一の全ての競技に毎年出場している。また、県大会ではどの部門でも三位以内に入賞することが多い。特にプロジェクトA部門ではここ十年間で八回も一位となり、関東大会・全国大会に進んでいる。また、意見発表では平成十年の全国大会にて最優秀となり、文部大臣奨励賞を受賞した。このような華々しい成績の背景には、学校全体で各種の発表や競技に取り組んでいることが見逃せない。研究発表の場合、校内予選の前に全部門を対象に審査員と農ク顧問による原稿検討会が実施されている。さらに、県大会の代表となったプロジエクトの発表部門と意見発表の代表生徒の原稿には三回以上の原稿検討会が開かれ、よりよい内容への検討がなされる。発表技術においても複数の職員がスライドの作成や生徒の発表指導に携わり、多くの協力体制の中、県大会へ送り出している。このような体制は県下の農業高校の中でも現在は本校だけになっている。
しかし、県大会での活躍はあるものの、関東大会、全国大会では、他県に今ひとつ及ばない面が多々ある。今後本校が、全国大会に常時出場し、結果が残せるようになるためには、次にあげる問題点を克服する必要がある。ひとつは、本校生徒の非農家率が高くなり、ホームプロジェクトが行い難い状態であること。これは、プロジェクト発表で大きなウエイトを占める技術の普及といった面で完成度が低くなることである。もう一つは発表形態の著しい進歩があげられる。現在、プロジェクト発表の主流はスライドプロジェクタによるの映写であるが、近年液晶プロジェクタとコンピュータを用いた。プレゼンテーションの形態が出てきて、日連もこれを推奨している。しかし、この技術を使いこなすためにはかなりの時問を要する。コンピュータが苦手な指導者にとっては、頭の痛いところである。また、これは最新の機器を持っている学校が強くなるといった現象につながりかねないのである。こういった面を組織力でカバーできるかが本校の農業クラブ活動のさらなる躍進の条件となると思われる。
本校の農業クラブの発展は今や本校内部の活性化にとどまらず、千葉県の農業クラブ活動の活性化につながるものであると確信している。平成十三年度には全国大会が千葉県で開催される。農業粗生産額が全国で第二位の農業県に恥じない大会にしなければならない。そのためには、開催県として、他県のクラブ員を迎える生徒の運営に対する心構えとともに、この大会での千葉県勢の活躍が重要となる。運営及び発表・各種競技の核となるのが本校であるという自覚を生徒と職員が持って欲しい。そして将来、日本一の生徒数にふさわしい、日本一の実績を持った農業クラブに発展して欲しいと願う。