第50回男子 第11回女子
全国高校駅伝競走大会
平成11年12月25・26日
全国.高校駅伝競争大会の応援に参加して
安田 洋一郎
本校陸上部が十年ぶりに全国高校駅伝競走大会に出場が決まった一九九九年は、社会の色々な問題が一気に吹出した一年であった。長引く不況により、働く人を取り巻く環境は一段と厳しさを増し、完全失業者の数が過去最悪を記録し、解雇やリストラの波は高校生の就職にまで影響を及ぼし、就職率も過去最低になってしまった。教育界においても、不登校、高校中退、いじめ、校内暴力、学級崩壊等が起こり、学力低下は大学生にまで見られる現象になった。コンピュータが誤作動を起こすかもしれないという二〇〇〇年問題が不気味な影を投げていた。
この様な暗い世相の中で、本校陸上部は県大会で拓大紅陵高校と最後まで厳しい競り合いを行い、アンカーの熊田君が一瞬早くゴールに飛び込んで優勝を決めた。飽くなき意欲で勝ち取った全国大会出場は学校全体に明るい希望を与えてくれた。特に今回は、男子は五十回大会という記念すべき大会であり、この歴史と伝統に培われた大会に、郷土を代表して参加し、全国から注目されることは、選手のみならず、学校及び関係者の全体にとって無上の喜びであった。
久しぶりの快挙に沸き返った校内では、さっそく、PTA、同窓会、陸上部OB会、職員、生徒等で応援団を結成し、師走の京都に駈けつけた。
大会当日、選手達は雨上がりの都大路のしめやかな町並みを、一本の「タスキ」に青春の情熱とチームの連帯を託して走りぬけた。レースは最初から飛び出した仙台育英高校がゴール前で兵庫の西脇工業高校と競り合った後優勝を飾った。本校は一区で、横山選手が先頭グループを走ったが、最終成績は三十二位であった。