祝 辞
ただいまご紹介いただきました大網白里町町長の堀内でございます。本日ここに、第五十二回日本学校農業クラブ千葉大会、農業情報処理競技会が開催されるにあたり、来賓を代表いたしましてお祝いの言葉を述べさせていただきます。
さて、全国各地から多数の生徒の皆さんの参加のもと、当競技会がこのように盛大に開催されますことを、五万大網白里町民にかわりまして心より歓迎いたします。大網白里町は、東京都心から約六十q、また県都千葉市から外房線で三十分という地理的条件のもと、着実な発展を遂げて参りました。温暖かつ豊かな自然に恵まれており、水稲、野菜生産を中心とした農業が盛んに行われております。また、町南東部地域は白砂青松の九十九里浜が広がり、自然を生かした観光ゾーンの整備が進められ、地域特性に根ざした魅力ある観光が創出されています。また、近年では豊かな自然と恵まれた交通利便性を生かした住宅地づくりが推進され、首都東京のベッドタウンとしても脚光を浴びております。
このように成長を続ける当町でありますが、更なる発展を願い今年度より十年計画で第四次総合計画に取り組んでおります。「みんなでつくろう活き活きとした“良い街”“良い故郷”」を基本理念とし、七つの事業を組み、「たのしい、やさしい、さわやかな、のびやかな、たくましい、都市」の五つの姿の実現を目指し、努力を続けているところであります。
さて近年では、IT革命、情報通信教育等の情報化社会が急速に進展しています。文部科学省では、今までどちらかといいますと、コンピュータ導入などのハード面の充実を中心として情報教育を進めてきました。しかし、今後の目標としては教育の振興並びに人材の育成を大きな目標としています。つまり、学校のIT教育体制を強化するとともに、情報生涯教育の充実を図る。また、IT関連の修士、博士号取得者を増加させ、高度なIT技術者を確保する、などであります。選手の皆さんの学習しています内容は、まさにこれらの目標に合致したものであり、今後も是非大きな目標を持って学習していただきたいと考えています。
ところで、本校の位置するところは、鎌倉の昔より、僧侶の学問所としての宮谷檀林、江戸期には朱子学者の稲葉黙斉が「孤松庵」を開き、また、明治の黎明期には宮谷県庁が置かれるなど由緒ある政教の地であります。この地に、全国各地より一〇四名の選手の皆さん、引率の先生方においでいただいたわけですが、聞くところによりますと、予選といえる各都道府県大会を優秀な成績で通過され、この全国大会に出場されたということであります。日常の学習の成果をこのような大会で発揮できるということは非常に素晴らしいことであります。現在まで培ってきた力を存分に発揮され、好成績を上げていただきたいと思います。
終わりに、本競技会の開催にあたってご尽力いただきました関係者の皆様に心より感謝いたしますとともに、選手の皆さんの御健闘をお祈りし町長の挨拶といたします。
平成十三年十月二十四日
大網白里町長 堀内慶三