概 要
JICA(国際協力機構)の事業の一つにある「草の根技術協力事業(地域提案型)」に千葉県が提案し,厳しい倍率のなか採択されH21〜23の3年間,県教育委員会が実施機関となりました。
内容は9月〜10月中旬(連続50日間)ベトナムのハノイ工科短期大学の職員2名が来日し,工業教育について研修を受けます。本校でも連続ではありませんが,マイクロコントローラーの組み込み技術習得のための教材・教具の製作やデジタル技術の基礎からプログラミングまでの研修を実施します。
また,この事業をとおして,技術・協力・支援という視点と国際感覚を生徒に還元できるように取り組んでいきます。
ベトナムの状況
ベトナムはご存じのとおり急成長している国であり,生活の質の向上を目指して頑張っています。民官の協力体制も整いはじめ,より成長することが予想できます。
ハノイ工科短期大学の専門教育は,TV修理やVCDなどの家電関係の内容が多く,デジタル回路においては,基本回路の動作確認や,ユニバーサル基板を使用したFFの製作程度であり,その組み合わせは実施していません。
ベトナムの企業はインフラ整備が少なくてすぐに事業を興せるIT アウトソーシングが盛んであり,実績も豊富です。次のステップを考え,裾野産業と呼ばれるようにアウトソーシングだけでなく,国内製品の製造を目指しています。特にIT
産業では,組み込み技術を通じてものづくりに携わり,裾野産業を確実なものにしたいと考えています。工科短大では現代の幅広い技術のどの部分から工業教育に取り入れようか困惑している様子ですが,マイクロコントローラーによる組み込み技術を取り入れることにより,デジタルの基礎から制御まで一環した学習内容になると考えています。ベトナム産業界を支える次世代の人材育成に繋がると考え,千葉県に大きな期待を寄せています。
これまでの交流
京葉工業高等学校では平成14年頃より,課題研究等において教材の製作,職員向け電子工作講習会,おもちゃ修理等を行ってきました。また,近年では「技術者としての感性と技術」と「思いやりの気持ち」を育むことを目標にし,「ニーズに応じたものづくり」を実施しています。
探求型と習得型,活用型の学習を目指し,特別支援学校の見学や近隣企業での技術研修を経て,作品の創造から製作までをできる限り生徒の力だけで進めています。
このような特別支援学校との交流をベトナムの各種学校との交流に発展させることができました。H21年度は、ベトナムへ生徒5人を派遣し, 1.バリアフリーキーボードと教育用ソフト 2.非接触型体温計 3.簡易聴覚検査器 ,その他を持参して交流をしてきました。
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