芝山湿地のヘイケボタル   千葉県立船橋芝山高等学校 生物教室&科学研究部生物班発行

芝山湿地にはヘイケボタルが生息しています。
これは、かつてこの地域に広く生息していたものを、芝山湿地に復活させたものです。            
    「ホタル鑑賞の夕べ」
       平成23年7月11・13・15日

 科学研究部では毎年、芝山湿地に発生するヘイケボタルの調査を行っています。今年も6月22日に成虫を確認し、7月にかけて増えていくと考えていたのですが、最大で20匹弱と、一昨年から比べると3分の1まで減ってしまいました。この原因を調べ、来年にはまた多くのホタルが発生するようにしていきたいと思います。
 ヘイケボタルの成虫は7〜8月に発生します。すぐに成虫は交尾し、水辺のコケなどにたまごを産みます。

 1か月ほどで幼虫がかえり、水中生活を始めます。幼虫は巻き貝を食べながら成長し、翌年の5月末から6月に上陸して土に潜ってサナギになります。



部員による芝山湿地やホタルの説明




ホタルの写真はなかなかうまくいきません。



ホタルを見た後、心豊かに湿地を後にする参加者。
ホタルについての科学研究部の取り組み
@幼稚園での出前ホタル鑑賞会

 ホタルが幼虫から成虫まで繰り返して生活することができる「ホタル生態水槽」を近所の栄光幼稚園に持ちこみ、ホタルについて知ってもらうためのホタルクイズをやった後でホタルのきれいな光を子供たちに楽しんでもらいました。

 ホタルを見た子供たちは「きれい!!」と大喜びでした。
 A飯山満南小ホタル復活プロジェクト

 このプロジェクトは昔、飯山満周辺にいたヘイケボタルを飯山満南小学校にあるビオトープに復活させようというものです。そこに私たちが「ホタル生態水槽」で飼育していた、ヘイケボタルの幼虫約460匹を小学生たちに放流してもらいました。

 その結果昨年ヘイケボタルの成虫が発生し、また今年も無事には発生したので、このプロジェクトは大成功しました。
Bゲンジボタル生態水槽

 去年は新しくゲンジボタル生態水槽を製作しました。ここでは印西市の「木下ホタル会」のみなさんの依頼により、印西市別所新田のゲンジボタルを飼育しています。ヘイケとゲンジでは生息環境が異なるので、水槽の仕組みもゲンジボタルに合わせた作りになっています。

 今年の5月に初めてこの水槽から成虫が発生し、現在詳しいデータをまとめている最中です