寅の年
校長 野村 重夫



 新年明けましておめでとうございます。
 総選挙とその結果に基づいて政権交代のあった昨年後半は、国民が政治に対して従来に
もまして関心を持った時期でした。「マニフェスト」「事業仕分け」「普天間問題」「子
ども手当て」などという言葉がマスコミで何度も扱われ、その内容について知る機会も多
く、国民一人ひとりが自分はどう判断するかを求められていたように思います。多くの懸
案は今年に持ち越されましたが、その決定により日本の国の行く末につながっていくこと
になります。
 今年の干支(えと)は寅です。干支では、寅は虎のイメージどおり、活動・行動の象徴
とされているようです。今年は社会の動きが急な年、一人ひとりにとっても生活に大きな
変化が生じる年になるのかもしれません。現実に政府が進める子ども手当ての支給、子ど
も手当てに関連しての扶養控除・配偶者控除の廃止、高校授業料の無償化など、政府の選
択する政策が国民の生活に変化を生じさせることは明らかで、高校生も将来の人生に直接
関わることを意識して、これまで以上に政治・社会への関心を持っていくことが大切にな
ります。
  本校では、昨年度後半のリーマンショックに始まる不況という経済状況から3年生が進
路決定で苦労している現状があります。企業活動が全般に停滞している中、求人数が減少
していることは就職面での進路決定を難しくしています。また、不況を反映して、他校で
も就職希望者の増加が伝えられており、進路指導部ではできるだけ生徒の希望を生かしな
がら、生徒ともども努力を続けています。多くの生徒が卒業にあたって、次のステップに
順調に踏み出していってほしいと願うものです。
  昨年は5月連休頃から新型インフルエンザの発生が伝えられ、9月以降は現実に相当の
流行がありました。本校でも全校生徒の約2割が罹患し、2度の学級閉鎖を余儀なくされ
ました。幸い、重症の罹患生徒はありませんでしたが、これからも適切な予防、対応に努
めていきます。
 本校は地域から信頼され、地域とともに歩む学校でありたいと考えています。昨年のミ
ニ集会には従来以上に地域活動に専心されている方々の出席をいただき貴重なご意見をい
ただきました。年末には校外での交通安全指導を実施し、今年夏にはパソコン関連の開放
講座を予定しています。地域での責任を自覚し、干支にちなんでということではありませ
んが、活動的な教育活動をすすめていきたいと思います。
                                                      
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